2025/07/17 00:00

こんにちは!毎日暑いですね。

外へ出かけるのが億劫な日は、冷房の効いた室内で、モダンカリグラフィーなどいかがでしょう?
というわけで今回のテーマは、「モダンカリグラフィー上達法」です!



【やっぱり何事も基礎から】
私がモダンカリグラフィーの練習をする中で特に重視しているのが、「基本のストローク練習」です。
レッスンの最初にウォーミングアップとして腕を大きく動かす練習をしたり、アルファベットの基本となる8つのストロークを練習したりすると思いますが、これが安定して書けるようになると、文字を書く際にスムーズにペンが動かせるようになると感じています。
カリグラファーの間では「マッスルメモリー」という言葉で表現されますが、その名の通り、腕の筋肉が正しい動きを記憶してくれることでストロークが安定し、思った通りの文字が書けるようになっていくのだと思います。

私も初めの頃は、練習のたびに前腕の外側の筋肉が張るような感覚を味わいました。
きっと、文字を書く際に今まで使ったことのない筋肉を使っているからなんだろうなと思います。
つけペンの扱いにもなかなか慣れず、太さを出すためについ力を入れすぎてしまいがちでしたが、次第に程よい力加減で書けるようになりました。
基礎練習は退屈で続かないという方もいらっしゃるかと思いますが、好きな音楽を聴いたり好きな香りを嗅いだりしながら、リラックスした気持ちで机に向かうことをおすすめします。作業に集中して取り組むことは、メンタルや自律神経にも良い効果があるように感じています。

【気をつけたいポイント】
さらに、美しい文字を書くために心がけていることは、筆圧・傾斜・文字間を揃えることです。
モダンカリグラフィーに決まったお手本はなく、自由な表現が魅力ではあるのですが、全てがバラバラだとまとまりのある表現にはなりにくいように思います。もちろん、思いのままに書いて味のある作品を作っている方もたくさんいらっしゃるので、そういう表現に個人的には憧れる部分もあるのですが…。

以前読んだカリグラフィーの本に、「崩した表現のためにはまず整った文字が書けるようになってから」という文言があり、とても印象に残っています。
初心者がやみくもに書き殴ることと、基本が身についた人があえて自由な表現をすることとの間には、きっと大きな隔たりがあるんだろうと思います。
私自身も引き続き、整った文字が書けるようになることと、遊びを持たせて書くことと、今後もいろいろな表現を探っていきたいなと思います。

今回もお読みいただきありがとうございました!
また次回のブログでお会いしましょう!