2025/05/15 00:00
こんにちは!いつもご覧いただきありがとうございます。
こちらのブログも、3回目の更新となりました。
週一更新が板についてきたので、当面の間このペースで投稿しようかなと思います。
本日のテーマは「私とカリグラフィー」。よろしければお付き合いくださいませ。

【はじまりは塗り絵と1本の筆ペンから】
2016年に3年間勤めた仕事を辞め、子育ての傍ら生き甲斐になる趣味を見つけたいと思っていた私。
何気なく立ち寄った書店で見つけたのが、『大人の塗り絵』の本でした。
そういえば小さいころ絵を描くのが好きだったなということを思い出し、夢中になって取り組みました。
次第に自分なりの絵が描きたいと思うようになり、どんな画材でどんな絵を描こうか考えながら再び書店を訪れて出会ったのが『和樂ART BOX ぬりえで浮世絵』。こちらはトンボ鉛筆のABTというカラー筆ペンで、浮世絵の塗り絵をやってみようというものでした。
漫画とか塗り絵とか浮世絵とか「輪郭」があるものに馴染みがあると思っていたのと、使うたびに混色が必要な絵の具に抵抗感があったので、あらかじめ調色されているカラー筆ペンで絵を描くというのは、自分のイメージに近いと感じました。
そこからABTという筆ペンそのものに興味が湧き、購入したのが『カジュアルハンドレタリングライフ』。
筆ペンで美しい文字を綴る人たちの作品を見て、大きな憧れが湧いてきました。
「ハンドレタリング」や「カリグラフィー」という言葉を覚えたのもこの頃です。
しかも、当時の私は正解のない絵の世界に迷走していたこともあり、お手本通りの文字を目指すカリグラフィーの世界は、自分にフィットしているように感じられました。
【自律神経とカリグラフィー】
ABTを通してカリグラフィーに出会った頃の私は、とある問題を抱えていました。
当時の世の中はコロナ禍真っ只中。さらにイヤイヤ期真っ盛りの子供の面倒も重なり、ストレスが極限に達したのか自律神経失調症を患ってしまいました。めまいがしたり熟睡できなかったり、今まで当たり前だった「日常」を送るだけでも困難な状態に陥っていたのです。
思えば、日頃のストレス解消のためにスマートフォンを見続けていたり、ゲーム機で夜中までゲームをしていたのも悪影響だったのかもしれません。
2021年に子供が幼稚園に入園し、日本カリグラフィースクールの通信講座を受講するようになったあたりから、自分の体調が少しずつ元通りに戻ってくることを実感しました。
自分だけの時間・空間で、大好きなカリグラフィーの世界に没頭できる幸せ。
それが次第に、私を癒してくれたのでした。
これが私とカリグラフィーの出会いであり、私がカリグラフィーに取り組む上で「癒し」をキーワードにしている理由です。
私がリラックスしながら作り上げた作品は、きっと見る方のリラックスにもつながるはず。
そんな思いを込めながら、日々作品づくりに取り組んでいます。
そして、秋頃には皆さんとご一緒に、癒しのカリグラフィー時間を共有できる空間をご提供できるよう、準備を進めております。
こちらもぜひ、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。